今週のジャンプ

ジャンプやジャンプ+作品についての最新の感想を書き連ねていくだけのブログ。たまにジャンプ作品以外も。

オススメ漫画その2〜左ききのエレン〜

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今回おすすめするのは左ききのエレンです。

 

掲載雑誌:ジャンプ+(アプリ)

原作:かっぴー

作画:nifuni

 

あらすじ

大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー朝倉光一は、いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった。3億のキャンペーンのデザインを担当する光一はプレゼンで勝利するものの、プロジェクトから外されてしまう。失意の中、光一は地元の横浜へタクシーで向かい、学生時代の過去を思い出す。キャッチコピーは「天才になれなかった全ての人へ」

引用:wikipedia

 

これは、社会人のための少年漫画です。

やっぱり社会人に刺さる部分が多いです。

特に「人生かけて何かを目指して、それを諦めたことのある社会人」は涙無しには読めないと思います。

私自身がそうだったので。

 

出てくるキャラクターが皆魅力的です。

ちょっと嫌な感じの奴がいてもそれぞれの正義を持っており、皆一生懸命だから憎めない。

そして、才能豊かで仕事ができる人が多い。

 

そんな中で主人公光一は、そんじょそこらの少年漫画にゃ負けないほど、眩しい主人公です。

才能が無かったり、仕事が出来なかったり、コミュニケーション下手だったり、読者が自己投影しつつ、「でもあの時自分がこんな風に頑張れてたら…」と思わせてくれるとっても眩しいキャラクターです。

 

んで、こういう特殊な業界(アートとか広告代理店)の作品って、その業界にいないとわからない単語や空気感を、少し咀嚼するのに時間がかかるような「あらごし」表現してる作品って個人的に大好きで、左ききのエレンにも沢山そういう描写が出てきます。

 

んでもって凄いのが原作の、かっぴー先生は元々広告代理店出身なんで仕事に対するアイディアがガチなんですよ。「左ききのエレン」の光一達が出したアイディア=かっぴー先生のアイディアが実際にZoffの広告で新聞広告賞取ったりしてます。

 

だから原作者の力が非常に強い作品だとは思いますが、nifuni先生の絵もとても魅力的です。最初の頃は、美術よりの絵で少年漫画っぽくはないのですが、最新19巻では完璧に少年漫画の線になってます。キャラクターに感情移入する上で、ビジュアルもとっても大切なんだなぁ、と思いました。

 

ドラマ化もされているのですが…。

神谷さんは絶対に石崎ひゅーいじゃないだろ!!

石崎ひゅーいはミュージシャンとしては大好きだけど!

 

かっぴー先生が描かれている(ONE先生版ワンパンマン的な)本作の続編、左ききのエレンHYPEが滅茶苦茶面白いです。KindleUnlimitedで最新単行本まで読めるので一気に読んでしまいました。滅茶苦茶面白いし、ちゃんと全部が小気味よく収束していく様は藤田和日郎作品を彷彿とさせます。

 

でも出来るならnifuni先生の絵でも読みたい!

 

ちなみに、憧れのキャラクターは光一。

自分は絶対なれないけどカッコイイのは柳さん。

そして、大好きなキャラはアラタです。

 

 

というわけで、左ききのエレン、気になった方はぜひ御一読くださいませ。