2022年51号の感想
というわけで今週の感想です。
50号超えると、もう年の瀬なんだなぁ、という実感が沸いてきますね。
■暗号学園のいろは
西尾維新先生原作の新連載ですね。
初っ端から西尾維新節全開でした。
あの独特な言い回しやネーミング、好きな人には好きなんでしょうね。
ノリとしてはメダカボックスと変わってません。
ただ、今回はいかんせん「暗号」というテーマがかなり地味。
エニグマ解読のエピソードとかは、それだけで一本の映画になってるくらい(イミテーション・ゲーム超面白いです)ロマンのある設定なんですが、あくまでそこに人間ドラマがあるから見れるわけで、毎回頭の体操のように暗号を出されてもなかなかついていけない気がします。
西尾維新先生は言葉遊びの天才ですから、ホームゲームみたいなもんですけど、お手並み拝見です。
予想としては2巻くらいで打ち切られる気が…。
■サカモトデイズ
京都背景でのゴリゴリバトルはそれだけで画になるなぁ。
四ツ村さんは元ORDERだったが故に、色々と制約があって周くんに会えない状況だったって事ですかね。
周の記憶も、殺連側に植え付けられた記憶だったり。
そうなると、周くんが殺連ぶっ壊す方向にいずれなりそうな気がします。
■ワンピース
ノミノミの実の脳みそ人間…?
尾田先生はアップル信者の可能性がございますね。
ルフィは自由を求めて海賊王を目指しており、そういう点ではベガパンクと同じ方向を向いてる気がしますね。
パンクレコーズを自分や分身体だけの経験、知識の集合体にしておくよりも、全人類が自由にアクセスできてアップデートし続けた方がより科学が発展すると考えているのでしょう。
つまり、今のインターネットに通じるところがありますね。
来週からしばらく休載らしいです。
ゆっくり年末年始休んでください、尾田先生。
■一ノ瀬家の大罪
あー、やはりこう来ましたか…。
胸糞展開。
非常に丁寧に振って落としてます。
「死」が増えるのが早すぎてキツ過ぎる。
家族についても、翼以外もしかしたら全員記憶が戻ってる展開が今後起こりそう。
というか、むしろ、もう何人か記憶が戻ってる可能性すらありますね。
タコピーの時はタコピーというキャラクターが緩衝材の役割を果たしてくれてましたが、今作は…。
■ウィッチウォッチ
一先ずハード展開は一回終了。
そして篠原先生も疲れてる様子。
10月がやたらと長くなるってそういうことですよね。
これからは当分また日常回が続きそう。
見てる側としてもそっちの方が良いです。
■アオのハコ
大喜ぐいぐい行くねー。
もうちゃんとけじめつけたから、堂々と動ける感じですね。
菖蒲は狂言回しになりそうで、モブに落ち着きました。
しかしアオのハコはずっと好順位キープしてますね。
ジャンプというより少女漫画的な展開ですが、人気あるんですね。
もはや準看板といって差し支えなさそう。
マイクの声届かず、黒霧が復活してしまいました。
結構ここって、テーマ的に大事なところで、このままヒーロー側が負けてしまうと、異形として虐げられてきた者たちがオールフォーワンの手先として人々を混乱に陥れた奴らとしてまた負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
作品としては、異形の者たちにも光があたる展開になって欲しいものですが、黒霧がオールフォーワン側についた方が話としては絶望感あって面白いです。
■逃げ上手の若君
今川のキモ強さが相変わらずカッコいい。
時行の矢にイラっとしてるシーンも良いですね。
吹雪のアイディア勝ちのように描かれていますが、今回は単純に時行の身体能力がすげー高いって感じがしました。
■僕とロボコ
とりあえず世の流れに乗っとくということでW杯ネタ。
不安な間、良かったです。ロボコの表情も相まって。
クレーン車わらった。
■あかね噺
うららはなんだかとっても心強いです。
完全な味方キャラではないにせよ、今の朱音の突破口を作ってくれそう。
ヒソカみたいなポジションですよね。
そしてとても魅力的。
またまた話が動きそうで退屈させませんね。
今やジャンプ文化系トップ作品だと思います。
■アンデッドアンラック
アニメのアフレコイメージのカラー表紙は良いですね。
風子可愛い。
そして風子の能力がめちゃくちゃ強くなってます。
物体にアンラックが付与できるとなると滅茶苦茶応用効きそう。
作中で一番頼れる存在に成長しており、見てて気持ち良い。
このテンポで進むとストレス無く読めます。
■ギンカとリューナ
ちょっと話が錯綜してきました。
リューナのポリシーを丁寧に描いてますが、そろそろ擦り過ぎです。
キャラの魅力はある程度わかったから、今度はストーリーで楽しませてほしい。
確かに、今何をすべきか、というのが文字では表現されているのですが、絵を見ても伝わらない、といった感じ。他の人気漫画って極論セリフ無くしても何やってるかわかるんですよね。これ結構少年漫画では致命的だと思います。
連載初期の頃は演出が上手かったので見えづらかったですが、絵は上手いのですが、漫画が上手くない(ぎこちない)イメージを持ちました。
掲載順も徐々に下がってきているのでそろそろテコ入れが欲しいところ。
めちゃめちゃ面白いじゃないっすか。
話は全然進んでないけど、面白い。
貴重な10話なのに、旅団の過去編に突入しやがりました。
でも面白いから見ちゃうんだよなー。
いきったフィンクスが可愛げのかけらも無くて笑った。
そして、今回結構重要キャラが描かれましたね。
シーラです。
シーラはハンターの0巻にも出てきてます。
クラピカがクルタ族の村を出るきっかけを作った人ですね。
その時、クラピカに渡した本「ディノハンター」を持って登場しました。
ディノハンター→ディのハンター→ドンフリークス
だったりして。
いや、無粋な考察は辞めましょう。
かみ砕いて適切に理解だけしておけば、後は冨樫先生が勝手に楽しませてくれますから。
■大東京鬼嫁伝
話はちょっとずつ進んでるみたいですが、いかんせんキャラが多くなりすぎで、大分食傷気味。
毎週愛火のケツキックだけが見られればそれで良いんだけどなぁ。
この作品もギンカリューナと同じく新連載ブーストが切れてキツくなってきましたね。
悪い作品ではないと思うのですが、いかんせん今は連載陣のレベルが中々高い。
打ち切りサバイバルレース参加も時間の問題かと。
■高校生家族
泣いた一郎好き。
何気に弓木さんの
「静香さんも家谷だし、家谷くんだとややこしいからなの!」
はこの作品だからこそあり得るボケというか、そこが良いですね。
■マッシュル
いいかげん起きろよテメェはよぉ!!!!
あとちょっとで、じゃねぇんだよぉ!!!
戸愚呂弟が優勢なのはもうわかったからさぁ!!
■夜桜さんちの大作戦
結局全員とりこまれちゃいました。
なんで凶一郎だけ対象外なんでしょうか。
元々黒髪なのと何か関係あるのかな。
まぁ、良いけど先週までのみんなの頑張りが全部無かったことになるのは読んでてもキツイっすねぇ。
■PPPPPP
どこまでもカッコ良いファンタ。
超主人公。
フルスに褒められ泣くシーンも完璧じゃないすか。
しかしラッキーくんが一皮むけそうでむけなかった今回のバトル。
ここが爆発的人気出すための最後のチャンスだった気がするのですが…。
まぁ、固定ファン多い作品なので、まだ連載は続きそうですけど。
◆総括
結構掲載順が狂ってます。
新連載陣は掴みは魅力的なんですが生き残れるかというと怪しい感じ。
ギンカリューナ、鬼嫁も共に怪しい感じ。
PPPPPPや夜桜はまだ切れなさそうだからなぁ…。
来週が地元がじゃぱんの林先生が戻ってきます。
今は純粋なギャグ枠少ないので、健闘を祈ります。
どうしよ、シリアス作品だったら。