2023年10号の感想
というわけで、今週の感想です。
■ウィッチウォッチ
2周年巻頭カラーということでスケットダンスコラボ回スタート。
ヒメ子のツッコミがやっぱり良いなぁ。
そして久しぶりに本誌でボッスンと会えるのも嬉しい。
恐らくスイッチも超おいしい所で出てくるんでしょう。
ウィッチウォッチのキャラがハチャメチャやっているのにどこか冷めていたのは、自分のどこかにスケットダンスの焼き回し感を感じていたからなのかもしれません。
長い付き合いだったスケットダンスの面々に知らないうちに愛着が沸いていた事に気づきました。
正直ウィッチウォッチとして読むとスケダンの面子に食われるリスクが高すぎる気がしますが、それはそれで篠原先生的にはどっちでも良いんでしょうね。
今回の話は微妙に時事ネタも関わっていてどう着地するのか、単純に楽しみです。
■呪術廻戦
面白過ぎるだろう。
この間ずっと言ってきた「何気に虎杖陣営の勝ち確じゃね?」というのが、今回で一気に裏返りました。
ツミキ→実は平安の世の呪術師が受肉してました
だけでも結構絶望的な展開なのに、ここで「契闊」かよぉ…。
前々から宿儺が伏黒を気に入ってそうなのはわかってましたが、受肉するとは。
伏黒の十種の影法術の能力で、現世で宿儺本人の肉体に受肉すると思ってたので意外。
いや、そのためのワンステップなのかもしれませんが。
伏黒としては、意識が残っているなら超強い式神とぶつけたいところでしょうけど、虎杖も巻き込まれますしね。
いやー、超絶望的。
宿儺はラスボスだから、なんとなくケンジャク夏油戦の後まで大人しくしてるかと思いきや、ここで、かぁ。
まじで面白い。
■一ノ瀬家の大罪
他の家族はみんな綺麗に記憶を失ってるのかな?
そうだとしたらちょっと都合良すぎな気が…。
なんか、ループ物っぽい雰囲気はありながら、ちょっと雑な展開。
前回の記憶が無い、というレベルではなく「存在しなかった」みたいになっているので、ちょっと超常的な力が働いていそうなのに、どうもルールが曖昧。
いや、文句を言っているわけではなく、これらを全て気持ち良く回収してくれそうな気がしてるので、凄く期待してます。
■あかね噺
すげー気持ちよく話まとめてくれてます。
話との付き合い方は千差万別だし、本人の成長によって付き合い方も変わる、と。
落語に限らず、とっても大事な考え方ですよね。
本当に面白いね。
単行本も4巻で50万部はかなり売れてる感じ。
当然私も買っております。
実写化もいけそうだけれど、アニメの方が爆発しそう。
声優さんの責任めちゃくちゃ重そうだけど。
多分、そろそろそういう話出てくるでしょ!
■人造人間100
ストーリーにも絵にも力が入っているのが伝わります。
この話、2話目とかに持ってこれなかったのかなー…。
根本まだ理解できてないのは、なんでロキシーが人殺す手伝いしてるんでしょうね?
べつにお付きの人造人間は契約でロキシーが手に入るわけだし、その代償としてロキシーは綺麗な歌声をもらっているわけで、その時点でもう話終わってません?
ロキシーは人造人間を利用しているという点であしびと同じ。
そこにあしびは問題意識を感じているようです。
だけどあしびは私怨の先に、同じ境遇の人間を作りたくないという公共性が垣間見えます。
対するロキシーは、エゴイスティックな考え方である、と。
そこに気付いて成長するなんだろうな、という描きたいテーマはよくわかります。
でも、なんかうまく展開に落とし込めてない。
ロキシーの立場にもあしびの立場にも共感しにくいんですよね。
その上で「HUM」とか妙に科学的な豆知識をぶち込んでくるので、めちゃくちゃそれが読む上で邪魔になってる気がします。
わかりますよ、ハンターハンター好きなんですよね、江ノ島先生は、多分。
戦闘描写がもろにハンターっぽい。この豆知識ぶち込み癖も冨樫さんっぽい。
でも、軸になるストーリーが弱いので、あまり効果的じゃない。
描くテーマがちょっと大きすぎた気がしてます。
来週も楽しみにしていますが。
◆総括
なんだか元気がない感じのするジャンプでした。
ヒロアカとワンピースないしね。
そういえば、ステューシー誰だよ、って言いましたけど、ウォーターセブン編にしっかり出ているんですね。CP9の女性枠はカリファが目立っていたので、すっかり忘れていました。でも、ステューシーという名前で出しているから、きっとロックス海賊団のステューシーだと予想してた人は多かったんでしょうね。無意味な名前被りをするわけがないですから。ということで、ワンピのあの回はやっぱり衝撃の回だったんでしょうね。2週くらい遅れてようやく気付きました。
ジャンプ+勢は相変わらず面白いですね。
スパイファミリー、ダダンダン、チェンソーマン、怪獣8号、筋肉島、と。
普通に本誌看板クラスの作品もある上に、サブも面白い。
姫様拷問の時間です、バンオウ、筋肉島、と。
何が言いたいかっていうと筋肉島みたいな狂った作品が本誌にも欲しいですね。
※追記
誠に申し訳ありませんでした。
一番狂ってるジャンプラ作品は画太郎先生の漫古☆知新でした。
多大なる誤解を与え、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。