2023年27号の感想
というわけで、今週の感想。
今週は呪術休載だし、無理やりひねり出した感じです。
■マッシュル
最後の見開き、これで良いよね!マッシュルは。
非常にわかりやすいし、ジャンプっぽかった。
過去のキャラクター勢ぞろいでマッシュを助けようとする構図。
なんかそれだけで、良かったと感じます。
ずーっとマッシュ復活までを引っ張っていたので、カタルシス全開の回ですね。
アニメ放映中に完結ってなかなかジャンプでは珍しいですが、すっきり駆け抜けて終わって欲しいな、と思います。良い意味でね。
一応新連載時から追ってはきているので少し寂しい気持ちもありますが。
■あかね噺
嘉一めちゃくちゃ強ぇー!!
過去編は嘉一のネーミングの由来まで描いていて、悪くなかったですね。
自身を貫きつつ、落語保守派の人間も唸らせてしまうところは素晴らしい。
それも、ただぼんやりと客受けが良いから乗せられてしまう形ではなく、嘉一の言い立てが膨大な量の努力の蓄積=落語への愛≒先人たちへの敬意というように受け取ってもらい、認められるってところが良いじゃないですか。
色々な観点を持つ審査員ではありますが、皆に共通するのは「落語を愛してる」という部分なんだろうな、と思います。
見てて気持ちの良い展開で、好きです。
■アオのハコ
普段取り上げないけど、ちゃんと毎週読んでます。
今週は、すっぱり告白まで行ったのが良かったですね。
しかも帰ってきてから話すと言ったものの、近くに千夏先輩がいることを知り、いてもたってもいられず突っ走って告白してしまう大喜というのが良いっす。
ジャンプの恋愛系はぜーったいにこういうタイミングで横やりが入っていたので、すぱっと展開したところは本当に素晴らしいと思います。
まぁ、恋愛漫画って付き合うまでが面白く作りやすいし、付き合うという目的を達成してしまうと一気に話作りが難しくなるので、わかるんですけどね。
何にせよ、この潔さは良い。
アオのハコは安定して人気ですが、この展開はその人気をさらに盤石なものにしそう。
■ドリトライ
戦後にすでに4回戦っていうくくりがあったんですかね?
まぁ、どっちでも良いんですけど。
でも生野のガタイってもろにインファイターな感じしますけどね…。
生粋のアウトボクサーって感じのフォルムではないような…。
リーチが長いのは100歩譲ってわかりますけど、あの筋骨隆々な腕は物凄い破壊力を秘めているわけで、一撃KOできるパンチがあるならインファイターの方が良いんじゃないかと思います。
私はボクシング素人ですけど、はじめの一歩読んでますからね。
実際正しいかは知らないけれど、はじめの一歩読者は同じような感想を抱くんじゃないか、と懸念しております。
今回のようなインファイトVSアウトボックスを描くのであれば、青空はとにかく足が発達していて、潜り込みのスピードが異常、みたいなフリをしておいて、ボクシングでどう活かすのか?という流れからのインファイト、の方が説得力あったんじゃないか、と思います。
んで、ボクシングには蹴り技が存在します、とか言っっちゃえば良かったのに。
今のところ青空の強みはメンタル、ってとこしか書かれていません。
なんで、乱打戦になっていくんでしょうね。
泥仕合の末、根性で勝利って感じだとちょっと読むの辛いです。
■人造人間100
先週の急浮上が嘘のように続く27号、ボロ負けしてますやん…。
今回も良い話だったと思うんだけどな。
100が新能力に目覚めて、あしび側の勝利と思いきや…ですから。
100の残酷な表情も凄く良かったです。
意気揚々と去る1号を追えず、絶望するあしび。
無限列車の最後を思い出しましたね。
しかし、核のデザインなんとかならなかったのか…。
ちょっと、キャッチーじゃないですよね。
もっとシンプルにしても良かったような。
話自体は面白いですよ。
先も気になるし、楽しみ。
後何話続くのかなぁ…。
◆総括
キルアオの意外な人気に憤りを隠せません。
まぁーあれか、わかりやすくてウケるのか。
そもそも週刊少年ジャンプ自体が30代のおっさんに向けて作ってないからなぁ。
鵺の陰陽師はシリアスノリかと思いきや意外と鬼嫁系の感じなのか。
手遅れになるまえにブリーフ膳野を前面に押し出した方が良いぞ。