今週のジャンプ

ジャンプやジャンプ+作品についての最新の感想を書き連ねていくだけのブログ。たまにジャンプ作品以外も。

2023年30号の感想

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というわけで、今週の感想いきます。

 

■アイスヘッドギル(新連載)

うーん、悪くない…かな。

ファンタジー系だと、記憶に新しいのはギンカとリューナという作品が彗星のごとく表れ(消えていき)ましたね。

ギンリューは初回からかなり期待感持たせる感じの良くできた第一話でしたが、本作はどっちかというと玄人好みの渋い第一話ですね。

ジャンプだと結構鬼門な感じだけど、やっぱりこれで一山当てたい作家さんが多いんだなぁ。

 

設定とか、絵柄とか、まぁ、特に凄い引きがあったわけではありませんが、キャラクターは結構良かった気がします。

特にギルとメラの関係性は良いなーと思いました。

これと同じ感想を抱いたのは、鬼滅の刃ですね。

良い人が出てる作品は読んでいて気持ちが良い。

 

ただ、それだけでは長期連載は難しい気がします。

今後どうなるか、楽しみではあります。

 

■アスミカケル

奈央は川田先生の女性キャラとしては結構可愛いですよね。

そして、本作は割としっかり取材して描かれていそう。

割と格闘描写に説得力ありますよね。

ただ、いかんせん展開が凄く地味。

もっとわかりやすいライバルとか、超えるべき対象を設定してほしいです。

 

この地味展開が続くと苦戦しそうな気がします。

二兎が奈央にベタぼれして、みたいなスラムダンク展開だともっとスッと入って来そうですが、どうやら川田先生は敢えてそのベタを避けていそうです。

 

おじいちゃんも、ちょっと不気味で不穏な感じがストレスです。

二兎の師匠なんだから、もっと愛されるようなキャラであって欲しいっすなぁ。

 

■あかね噺

ひかる主人公じゃねーか…。

この真っすぐな感じはかつて朱音と対峙した時と真逆になってますよね。

当時のひかるは朱音に比べると落語に対して真摯ではなかったですよね。

だからこそ、真っすぐに落語を楽しんでいた朱音が勝った。

 

今回の朱音はどこかに迷いを抱えているように見えますね。

おっ父との向き合い方に明確に答えが出ているのであれば

ひかるの高座を目の当たりにして

「なるほどね、なりふり構わず勝ちにいったって訳だ」

というセリフにはならない気がします。

 

からしの「そんなツラ出来んならよ」ってのも良いですよね。

 

さて、次週楽しみです。

 

■ドリトライ

ドリトライは…もうちょっとキツイですね。

今回気付いたのは肝心のボクシング描写が厳しい、ということ。

スピード感出すために、手の本数増えるのはわかるんですけど、それが故に、今何やってるかパッと見てわからないんですよね。

 

はじめの一歩の作画演出の凄さが改めてわかる、というか。

 

戦後の泥臭い世界観の中で、パンチにエフェクトが入るのもちょっと…。

Amazonの中華ガジェットみたいで凄く安っぽく見えてしまいました。

 

青空も、何やら課題を設けて取り組んでいるようですが、元々の青空に何が出来るかがこの期に及んでよくわかってないので、読んでてふわふわしますね。

んーなかなか今後厳しそうです。

 

■人造人間100

100とあしび仲良いなぁ…。

もうちょっと葛藤があって欲しかったなぁ。

 

どっちの絢子がほんもの?ってのはまぁ割とどうでも良くて。

とにかくエグイ展開に持って行ってくれることを願っています。

ダークファンタジーだから、もっと陰湿な感じがね、ほしいですね。

 

それにしても、ちゃんと完結できるのかな。

 

 

◆総括

あーだこーだ書ける作品を見繕ってたら、新連載系ばかりになりましたね。

テンマクキネマは順位的に結構ヤバそう。

話的にはそんなに悪くないと思うんだけど、展開遅めなのが響いてそう。

一ノ瀬家はなんだかんだきちんと完結しそうですね。

暗号学園は見事に盛り返してて草。

キルアオは…人気出てるっすねぇ、すみません藤巻先生。凄いです。

 

ワンピースと呪術廻戦ないとキツイよー。

来週が待ち遠しいです。

2023年29号の感想

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というわけで、今週の感想いきます!

 

■アスミカケル

火の丸相撲の川田先生の新連載ですね。

格闘技テーマということで、完全にドリトライを潰しにきてます。

 

率直に感想を言うと、まぁまぁ面白かったです。

二兎は本気出す時、ちゃんとカッコいい感じになってたのが良かったですね。

大牙さんも良いキャラクターしてて好き。

 

ただ、微妙に爽快感が足りなかったかなぁ…。

父親や一狼などの存在を早々に匂わせて、期待感を上げようとしてますが、逆にそのへんがちょっと邪魔になって、1話を少し複雑なものにしちゃってた気がします。

今後ストーリーにも深く関わってくるんでしょうけどね。

それが面白ければ全然良いですが。

 

後、じいちゃんや友達の渕田くんはもうちょっと美形にしても良かった気がします。

渕田くんなんか、イケメン細身の感じの方がもっと二兎とのギャップが出て良かったような。

その後MMAに打ち込んで、ジャイアントキリング起こす展開とかも熱いですよね。

 

火の丸相撲はストーリー展開やキャラのイメージが良い意味でテンプレでわかりやすかったので、好きでした。

そういう意味では今作は少し難しくて、爽快感に欠けてるイメージ。

 

そもそもジャンプで格闘漫画難しいですからね。

でも、それより難しい相撲でスマッシュヒット出してるので期待してます。

 

ドリトライと2作が並んでる未来が見えませんね…。

ちょっと当て馬感あって可哀そう。

フープメン黒子のバスケが同時期連載だったのを思い出しますね。

私はフープメン派でしたけど。

 

■あかね噺

ひかるの領域展開カッコいいなぁ…。

見開きのあの見せ方はいかにも少年誌的で良いですよね。

こういう派手な演出で説得力持たせるのはアイシールドとかを彷彿とさせます。

原作と作画が分かれているからこそ、熱が伝わって良い。

 

そして「画面越しに伝わる」っていうのはこういうことだったんですね。

分かりやすさ、と通好みっていうのは両立難しそうですけど、邪道も歴史を積み重ねれば伝統になりますもんね。

 

ライバルとして、ひかるがズル剥けてるんで、朱音はどう対抗するんでしょうか。

嘉一にせよ、ひかるにせよ、自分の美学がしっかりとしていますよね。

朱音はそこに答えが出せているのでしょうか。

出せていないと負けそうだし、このタイミングで出しちゃうのも…うーん…。

おっとうとの確執を乗り越えた先に答えを出さないとちょっと説得力ない気がします。

前にも書いたんですがボロ負け展開が一回あっても良い気がします。

 

 

■呪術廻戦

宿儺VS五条戦は漫画史に残る面白さですね。

呪術廻戦の中では間違いなく個人的ベストバウト。

安易な覚醒や新能力ではなく、既存の情報だけで戦いを描くのは良いっすね。

 

血塗れの五条はハラハラさせてくれますが、その緊張感の中、最後の

「あーしんど」

はカッコ良すぎるだろー!!

次のコマで五条が死ぬかもしれない、みたいな緊張感、最高ですね。

ほんと漫画をこんなに楽しく読めるのは幸せ。

 

宿儺は自分でも言ってましたけど、反転術式中あんまり機敏に動け無さそうですから、今回の術式反転「赫」は結構刺さってそうですけどね。

 

次号休載が本当に辛いけど、再開が予定されてるだけ某作品よりマシですね。

ハンター早く読みたいんだよなぁ…。

 

■ドリトライ

なぁ…ドリトライよ…、大丈夫なのか?

生野との闘いで納得できたところ一つもないんだけど…。

新連載のアスミカケルはきっと強いぞ…?

 

最後のページの煽りに

「☆執念の勝利!!」

とか適当なこと書かれていたけど、執念どこにあんのよ…。

妹の病気を治す為に金を稼ぐというのが執念なら、最後のセリフは

「負けたら金もらえねーからな」

とか、そういう感じになるでしょーよ!!

 

「心が強ぇからよ」

っての擦りまくってるけど、本当にただのキャッチーワードとして使ってるから、なんか青空すげー余裕なんだな、って思っちゃうんだよなぁ。

これだとキャラの人間性ってどんどん曇っちゃうし、共感できないんだよな…。

まじでがんばってくれ!!

 

■人造人間100

鵠の不気味さの表現は良かった気がするなぁ。

何なら本当に目を潰した方がもっとゾッとして良かったような。

 

後、前々回の100のあしびに対する裏切りがあったにも関わらず

本話で普通に隣同士で座っているのには違和感だなぁ。

もっと、あしびと100の間に不協和音が出てて欲しかったです。

それともあしびはそこももう気持ち的に納得出来てるんですかね?

 

結構話的に寄り道してるような気がしてるけど、ちゃんとまとまるか心配。

もう個人的には打ち切り確定な気がしてるんですが…。

もしまだ挽回できるんであれば嬉しいけどなぁー。

本当に人造人間100は好きだし、応援してます。

 

◆総括

ジャンプ編集部はドッグランに「ドリトライ」(マルチーズ)を離した後に、「アスミカケル」(土佐犬)をぶち込みました。

本当に何色の血をしてるんだろうと思います。

 

意外といけると思ってたテンマクキネマがドベ引いてますね。

もっとサスペンス要素を小出しにした方が引きあると思うんですが。

最近順位は荒れ狂ってるので、一回のドベは全然痛くないですけどね。

2023年28号の感想

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というわけで、今週の感想、いきます。

 

■アオのハコ

あまずっぱーーーーーーい!!!

おっさんになったから、余計に沁みますね。

いやー素直に応援してしまうよね、二人を。

 

ジャンプを愛読している陰キャ達を正面からボコボコにする展開。

これで良いんですよ。

まっすぐな想いを持つ二人がストレートに付き合う。

ジャンプでこれがやれるかって言ったらなかなか難しかったと思います。

普通に王道。

アオのハコ、良いっすね。

こう、万人に勧められる王道の恋愛漫画っすね。

私は雛ちゃん派ですけどね。

 

■呪術廻戦

えーっと、ちゃんと理解できてるか不安ですが、前半は「何故、宿儺と五条は領域展開勝負に持ち込まないのか?」という議論ですよね。

んで、それは「確実に勝つため(確実に相手を殺すため)にお互い様子見してる」という感じ。

でもその小手調べ合戦も一段落ついたので領域展開に持ち込んだ、という展開。

ただ、五条の認識している「領域」の概念を超えたのが宿儺の伏魔御廚子であり、領域を塞がないからこそ結界外からの攻撃が可能。

五条の無量空処と言えど、結界外からの攻撃にはもろく、宿儺に一本取られる、と。

 

このまま五条が負けるとは思えないですが、どうなんですかね。

まず今五条が受けているダメージについて

①皮一枚で避けている

②反転術式ですぐに治せる

③普通に致命傷喰らってる

④ダメージを受けた五条自体が虚像

んで、一番可能性ありそうなのは②なんですが、領域展開後って確か術式使えなかったような…、でも五条は六眼使いだから、永続的に使える設定…だったっけ?忘れちゃいました。

 

今後の五条反撃展開としては、両手印無量空処とか、極の番的な新規の必殺技になってきそうですけど、宿儺にはマコラちゃんとかいますからね。

 

ちょっと分が悪い感じは否めないです。

五条に勝ってほしいなぁ…。

 

■あかね噺

今回の嘉一のセリフ

「自分が幸せじゃなきゃ家族を幸せになんか出来ないんで」

これに対して朱音が何を感じたか、結構大きいと思うんですよね。

 

おっ父のセリフ

「俺が真打にならないと家族を幸せになんか出来ない」

に対して、何を感じたのか。

おっ父にとって真打になることが本当に自分の幸せだったのか、ってとこっすか。

 

朱音という主人公は、父親の無念を晴らすことが行動原理として強かったんでしょうけど、それじゃあ駄目っていう展開になりそうですね。

 

ひかるという存在は朱音をまっすぐに見て戦っているわけで、高座を見て気付かされる事も多そう。

 

なんというか、今回の可楽杯では朱音はボロ負けしそうな予感がします。

 

■ドリトライ

飲まず食わずで7日間、筋トレをしても筋肥大は起こらないでしょうよ…。

ってのは野暮なツッコミですかね。

しっかりとPFCバランスを考えてほしいものです。

 

んで、パースが狂ってるレベルで肥大化した腕から繰り出すパンチを耐えちゃってるんですよねぇ!!

そこの説明がちゃんとされてないと、単純に生野が「腕がでかいだけでパンチ力はそこそこの4回戦ボーイ」でしかなくなっちゃうんだよなぁ…。

アウトボクサーのくせに、一撃で勝ってきたからリングでの駆け引き知らないって、結構無理がある設定なんだよなぁ…。

 

まぁ、こうやって文句言いながら楽しめるくらいにはトンデモ漫画をやってくれているので、普通に楽しいですね。

毎週文句の言いがいがあります。

 

■人造人間100

うわー!!!終わりそうだよー!!!!

裏切者がいた展開ってのは良いんだけど、もう挽回はきついかー。

100のパイロキネシス能力と、肉体の回復をモートセーフが担う契約も良いっすね。

 

設定や展開は良いんだけどな、キャラに愛着持つのに時間かかっちゃったな。

そういう失敗を身近にやってしまってた作品があったような…。

確か…エイリアンズエリ…あぁ…頭が割れる…。

風呂敷広げてるけどどう終わるんだろうなー。

 

そういやあしびくんがたまーにコミカルにツッコミしてるの気になりますね。

確かに鬼滅の刃はそういうコントラスト良かったけども。

本作は100の立場もあるし、めちゃくちゃシリアスにダークにいってくれた方がもっと好きになれたかもなぁ。

イメージとしてはクレイモア、みたいなね。

 

◆総括

ワンピース尾田先生、目の手術ということで1カ月休載ですか。

いや、ゆっくり休んで欲しいですね。

ネロナ家ってのは「神」ですよね。イムは「仏」。

だからなんだって話ですけど。

テンマクキネマと鵺の陰陽師はちょっとマズイ感じですね。

フワフワしてて、気が散っちゃう感じというか。

ちょっと話にのめり込みずらいっすね、最近。

キルアオがそのへん上手くやってるんだよなぁー。

うーん、さすがベテラン、凄い。

2023年27号の感想

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というわけで、今週の感想。

今週は呪術休載だし、無理やりひねり出した感じです。

 

 

■マッシュル

最後の見開き、これで良いよね!マッシュルは。

非常にわかりやすいし、ジャンプっぽかった。

過去のキャラクター勢ぞろいでマッシュを助けようとする構図。

ドラゴンボールのブウ戦最後の元気玉を思い出しました。

なんかそれだけで、良かったと感じます。

ずーっとマッシュ復活までを引っ張っていたので、カタルシス全開の回ですね。

 

アニメ放映中に完結ってなかなかジャンプでは珍しいですが、すっきり駆け抜けて終わって欲しいな、と思います。良い意味でね。

一応新連載時から追ってはきているので少し寂しい気持ちもありますが。

 

■あかね噺

嘉一めちゃくちゃ強ぇー!!

過去編は嘉一のネーミングの由来まで描いていて、悪くなかったですね。

自身を貫きつつ、落語保守派の人間も唸らせてしまうところは素晴らしい。

それも、ただぼんやりと客受けが良いから乗せられてしまう形ではなく、嘉一の言い立てが膨大な量の努力の蓄積=落語への愛≒先人たちへの敬意というように受け取ってもらい、認められるってところが良いじゃないですか。

 

色々な観点を持つ審査員ではありますが、皆に共通するのは「落語を愛してる」という部分なんだろうな、と思います。

 

見てて気持ちの良い展開で、好きです。

 

■アオのハコ

普段取り上げないけど、ちゃんと毎週読んでます。

今週は、すっぱり告白まで行ったのが良かったですね。

しかも帰ってきてから話すと言ったものの、近くに千夏先輩がいることを知り、いてもたってもいられず突っ走って告白してしまう大喜というのが良いっす。

 

ジャンプの恋愛系はぜーったいにこういうタイミングで横やりが入っていたので、すぱっと展開したところは本当に素晴らしいと思います。

 

まぁ、恋愛漫画って付き合うまでが面白く作りやすいし、付き合うという目的を達成してしまうと一気に話作りが難しくなるので、わかるんですけどね。

 

何にせよ、この潔さは良い。

アオのハコは安定して人気ですが、この展開はその人気をさらに盤石なものにしそう。

 

■ドリトライ

戦後にすでに4回戦っていうくくりがあったんですかね?

まぁ、どっちでも良いんですけど。

 

でも生野のガタイってもろにインファイターな感じしますけどね…。

生粋のアウトボクサーって感じのフォルムではないような…。

リーチが長いのは100歩譲ってわかりますけど、あの筋骨隆々な腕は物凄い破壊力を秘めているわけで、一撃KOできるパンチがあるならインファイターの方が良いんじゃないかと思います。

 

私はボクシング素人ですけど、はじめの一歩読んでますからね。

実際正しいかは知らないけれど、はじめの一歩読者は同じような感想を抱くんじゃないか、と懸念しております。

 

今回のようなインファイトVSアウトボックスを描くのであれば、青空はとにかく足が発達していて、潜り込みのスピードが異常、みたいなフリをしておいて、ボクシングでどう活かすのか?という流れからのインファイト、の方が説得力あったんじゃないか、と思います。

んで、ボクシングには蹴り技が存在します、とか言っっちゃえば良かったのに。

 

今のところ青空の強みはメンタル、ってとこしか書かれていません。

なんで、乱打戦になっていくんでしょうね。

泥仕合の末、根性で勝利って感じだとちょっと読むの辛いです。

 

 

■人造人間100

先週の急浮上が嘘のように続く27号、ボロ負けしてますやん…。

今回も良い話だったと思うんだけどな。

100が新能力に目覚めて、あしび側の勝利と思いきや…ですから。

100の残酷な表情も凄く良かったです。

 

意気揚々と去る1号を追えず、絶望するあしび。

無限列車の最後を思い出しましたね。

 

しかし、核のデザインなんとかならなかったのか…。

ちょっと、キャッチーじゃないですよね。

もっとシンプルにしても良かったような。

 

話自体は面白いですよ。

先も気になるし、楽しみ。

後何話続くのかなぁ…。

 

 

 

◆総括

キルアオの意外な人気に憤りを隠せません。

まぁーあれか、わかりやすくてウケるのか。

そもそも週刊少年ジャンプ自体が30代のおっさんに向けて作ってないからなぁ。

 

鵺の陰陽師はシリアスノリかと思いきや意外と鬼嫁系の感じなのか。

手遅れになるまえにブリーフ膳野を前面に押し出した方が良いぞ。

呪術廻戦224話の表現について

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今回は雑記になります。

呪術廻戦224話、最後の五条と宿儺の掛け合いについてです。

 

ネット上では

「仲良くなりすぎワロタ」

とか

「宿儺のツッコミノリ良すぎ」

とか、そういう意見が散見されました。

 

つまり、宿儺の心情として

「これだけ好き勝手お前が壊しておいて何言ってんだ」という表現をしてると解釈してるみたいです。

 

全然それでも通じると思うし、人それぞれの受け取り方があっても良いと思います。

ハンターの「貴様は詰んでいたのだ初めから」のセリフが王なのか、ネテロなのかっていうレベルの話です。

 

ただ、私の解釈はちょっと違ってて

「これから死ぬやつが何言ってるんだ?」

という意味何じゃないかと思ってます。

 

五条の

「全部お前が壊したことにするからな」

(お前は死ぬから罪全部なすりつけるわ)

に対して

宿儺の

「どの口で?」

(お前こそ死ぬのにどうやって言うつもりなの?)

という対立が表現されてると思うんです。

 

そもそも、最初の解釈の場合、宿儺の言葉として適切なのは

「どの口で?」

ではなく

「どの口が?」

なんじゃないかと思います。

 

「(こんだけやっておいて)どの口が?」

と、現在進行系の事象に対してツッコむ方が自然だと思います。

 

そこが敢えて「どの口で?」になってるというのは、明らかにこれから先の未来に対してのツッコみなんじゃないかな?と。

 

つまり、余裕はあるものの基本的に二人は殺すか殺されるかのヒリヒリした空気感の中で、互いに相手を殺す未来しか信じていないという表現なんですよ。

そう思うと最初の解釈とは少し見え方が変わってくるかと。

 

久々に現国の問題を解くような脳みそを使いました。

小説じゃなくても、漫画で充分そういう素養は育まれる気がしますね。

 

漫画の解釈は読み手次第で良いと思うのですが、いわゆる「作者が何を表現しようとしているのか」を深読みするのもまた一つの楽しみだと思います。

 

というわけで今回はここまで。

また来週。

2023年26号の感想

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というわけで今週の感想いきます!

 

■呪術廻戦

クッソ面白くない?

特に宿儺の解からの、無下限呪術を五条側があえて切ってからの、落ちてくるビルに飛び込むシーン。

サカモトデイズかな?と思っちゃったよ。

絵として滅茶苦茶カッコいいね!!

 

まぁ、それはそれとして、やはり五条不利な感じは否めませんね。

最大出力虚式ムラサキぶち当てて片腕ってのも絶望的でしたが、反転術式で速攻治されてますしね。

 

無下限呪術もゴリ押しで突破される直前だったみたいで、五条も敢えて解いた、みたいな感じでしたし。

 

じゃぁ五条に何が残ってるの?というと、領域展開ですよね。

 

しかも無量空処は片手印で今まで繰り出していたので、両手+詠唱込みとかだともっと凄いことになりそう。

 

…でもマコラいるからなぁー。

やっぱり宿儺優勢ですかね。

次週休載ということでゆっくり休んで欲しいです。

 

■ドリトライ

やべー奴でてきた(笑)

絵柄も相まって、かつてのドーピングコンソメスープを思い出した方も多かったのではないでしょうか?

 

ちょっとふざけてるよね?

いや、それが良いなぁと思うんですけどね。

 

和泉のあのわかりやすくイカれた感じは追い風になってくれる気がします。

 

だから試合展開が楽しみですね。

できるだけまともな漫画を描こうとせず、はっちゃけて欲しいです。

試合も狂った感じになってくれるなら、全面的に今の評価を撤回します。

 

青空くんは今のところあんまり魅力的ではないですけど、出てくるキャラがそれを補ってくれるなら全然有りですね。

 

…まぁ、(恐らく師匠である)松井先生の今週が結構狂ってたから、なかなか同じ誌面で比較されるの辛そうですが。

 

■人造人間100

本当に予想外のジャンプアップ!!

これでテンション上がっちゃいましたよ。

読み切り抜けば久しぶりの一桁順位じゃないですか?

え?まだ挽回のチャンスあるのかな?

期待しちゃうなぁー。

 

今回正直全然意味わかんなかったし、あしびくんがずっと同じ顔で驚き続けてるのも違和感あったけど、それ以上にスピード感と「なんか今スゲーシーン読んでるっぽい」みたいな印象で楽しく読めちゃいました。

 

これで良いんだよ!少年誌なんだし!!

意図的に忘れてたんだ、からの演出はカッコ良かった!!

 

良いんだよ!こういうハッタリばっかり続けてほしい!!

そして打ち切り回避をなんとか達成してほしい!

 

■あかね噺

あかねはこの選考会の難しさにいち早く気付いてますね。

それは嘉一も同じ模様。

 

優秀な営業マンだからこそ、全ての方向にアピールをしかけるのかと思いきや、客だけというストイックさ。

 

この演出滅茶苦茶カッコいいっすね。

 

次週過去編に入りそうですね。

まぁ、キャラの掘り下げは全然良いんですけど、「営業を辞めた意味がない!!」でドカンと見開きで客受け取ってる嘉一という絵面の方が読んでて爽快感あったかもなぁー…。

 

嘉一は元々、実力者っぽい感じのキャラだったので全然それで伝わりそうな気がします。

 

来週も楽しみにしてますけどね。

 

■逃げ上手の若君

尊氏やばいっすね。

このキャラの良さは本当に松井先生クオリティですね。

このヤバさ故にラスボスとしての格をしっかり保ってくれているので、まだまだ楽しんで読めそう。

 

あとは尊氏の瞳の描き方良いですね。

専門的な事わからないですけど、瞳孔でキャラを表現してるのはネウロのころから変わってなくて、それが凄く良いなぁ、と思います。

 

整った顔つきだからこそ、得体の知れない怖さがあって、尊氏というキャラを引き立ててます。

 

ネウロのシックスとかも、似たような怖さがあって良かったですよね。

 

 

◆総括

人造人間100が復活じゃぁぁぁ!!

一時的なものかどうかはまだわかりませんけどね。

今回の話は100が格好良く描かれているので、落ちない気もします!!落ちないで欲しいな!!

 

個人的に推しな逸茂エルク先生の読み切り載ってましたけど、今回は正直ちょっと微妙でした。女性読者なら刺さってるのかな。私は男性なんで、口元に傷があることがどれほど女性にとってショッキングなことなのか、測り兼ねました。

 

というわけでまた来週。

2023年25号の感想

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というわけで、今週の感想いきます!

 

■あかね噺

ぜんまいはストーリー上はかませ犬的な存在になってしまったものの、なかなか芽が出ない中で意地を見せるシーンはカッコ良かったです。

 

割とこういうのって、現場のノリとか勢いが評価されたりするパターンが多い気がしますが、あかね噺はそのへん捻りを入れてきており好感触。

 

総合力を問う、というのが果たして前座を計る物差しとして正しいかどうかはわかりませんが、展開としてはとても面白いですね。

 

あとはスマホを通した配信画面での評価が高いっていうのはどういう場合なのか、ちょっと想像しづらいので、そこも楽しみです。

 

つい最近、Youtube内の動画でNON STYLEの石田さんと、中田敦彦さんの対談動画を拝見したのですが、その中で石田さんが

「劇場で観て面白かった人が、テレビで見るとあんまりおもろくないねん」

「んなバカな、と思って劇場行って同じネタみたらやっぱおもろいねん」

「ってことはテレビで自分のやってることがおもろくないと思ったら、実際はどんなだけおもろくなく映ってるんやろなーっと思って」

というような事を語ってた事を思い出しました。

 

そのへんも本編内で補完してくれると思うので楽しみです。

 

■ドリトライ

今回はいくつか気になる部分がありました。

まず主人公の名前、入ってこない!

調べると「青空」だってわかりましたけど、まだはじめましてですよ。

連載3回目で主人公の名前が一切出てこないと、全然入れません。

 

次に「炎涛拳技會(えんとうけんぎかい)」というネーミング。

これ史実に出てくる団体使うわけにはいかなかったんですかね?

もしくはそれをもじった名前とか…。

単純に一気にリアル感が無くなってしまった感じがします。

まぁ、いわゆる裏世界の賭博ボクシング団体だからリアルもくそも無いんですけど。

 

戦後、という日本人にとっては色々な意味で深い時代を扱ってるわけですから、こういうところもリアルに徹してくれた方が断然のめり込みやすい気がします。

監修がついているならなおのこと。

 

一番気になったのが、青空が初めて戦った相手。

名前を出せよ!!

んで、そいつのキャラクターをちゃんと煽ってから戦えよ!!

いきなり戦う事になって、よくわからんやつが汚い手を使って、なんとなく青空が気合でごり押し勝ちをしただけ。

修羅の亡者だ!!じゃないんだよ!!

全然つながってこないんだよ!!

 

どうやら炎涛の会員証は賭郎の会員証みたいに貴重なもののようで、結構大事な回だったんじゃねーの?って思うわけです。

ちょっとがっかりしております。

 

 

■呪術廻戦

面白過ぎる。

めちゃくちゃ盛り上げ上手ですな。

 

虚式「茈」はもうちょっと過剰に演出してほしかったけど。

200%なら、ビル倒壊じゃなくて当たった部分が異空間に削り取られるくらいの、ヴァニラアイス的な演出くらいは欲しかったです。

 

「あれ?200%でこれ?ちょっと弱くない?」

と思ってしまいました。

 

まぁ、伏黒君の右手吹っ飛ばしてるんでやりすぎって説もありますけど。

 

五条先生が恐らく獄門彊内で筋トレに励んでおられたのか非常にマッシブになっており、相変わらずマウンティング上手なので、この先も滅茶苦茶期待しております。

 

高専側は五条に勝ってほしいと期待しているものの、負けるパターンで各自役割が決まっていると思うので複雑なところですよね。

話的にも…まぁ、五条先生が宿儺に完全勝利はちょっと考えづらいし。

 

 

■逃げ上手の若君

北条時行を題材として扱い、中先代の乱を描くとなると、今回の話が一番魅力的に描けるんだろうなぁ、と思っていたのですが、結構あっさりでしたね。

前話の頼重と時行の別れがグッと来たので、全然良いんですけど。

頼重が顔を剥ぐというのは、史実にも記されているため、凄く劇的に描かれるのではないか、と期待しておりました。

ただ実際は、雑兵のお腹を手で引き裂いた尊氏に全部持ってかれましたよ。

 

頼重のモノローグもまた良かったですね。

これからどう面白く描いてくれるか、楽しみです。

 

■人造人間100

なるほど、100は一度もパーツ交換をしていないから、現最強ではない、と。

これ凄く良い設定だと思うなぁ。

傷ついた100の反応も良い。

 

それでも、100はパーツを交換せずに戦い抜くキャラだったんだろうなぁ。

あしびとの約束もあるし。

んで、ゆくゆくはパーツ欠損した100にあしびが自らの部位を捧げたり、熱い展開もあったんだろうなぁ。

 

次週からは100の過去話ですね。

面白そうだけど、あからさまにたたみにかかってます。

 

あー、本当に面白い作品だったんだけどなぁ。

最後まで応援したいです。

 

◆総括

掲載順位大変なことになってますね。

マッシュルとブラクロのおかげで人造人間100はドベ回避ですが、もう遅そう。

暗号学園が謎の急浮上を遂げていて不思議です。

鵺の陰陽師とテンマクキネマはまだ新連載ブースト中なのでよくわかりませんが、全然中堅ぐらいには残ってもおかしくなさそう。

今はまだ順位上ですが、ドリトライとキルアオがダブルでハードダイヴかまして一ノ瀬家が生き残りそうな空気感あります。

夜桜、逃げ上手、アンデラ、マッシュル、ブラクロあたりはアニメがあるからまだまだ余裕そう。

予想としてはドリトライがブースト終了後突き抜け、キルアオが後を追う事になるかと…。

人造人間100は…あぁ…。