2023年30号の感想
というわけで、今週の感想いきます。
■アイスヘッドギル(新連載)
うーん、悪くない…かな。
ファンタジー系だと、記憶に新しいのはギンカとリューナという作品が彗星のごとく表れ(消えていき)ましたね。
ギンリューは初回からかなり期待感持たせる感じの良くできた第一話でしたが、本作はどっちかというと玄人好みの渋い第一話ですね。
ジャンプだと結構鬼門な感じだけど、やっぱりこれで一山当てたい作家さんが多いんだなぁ。
設定とか、絵柄とか、まぁ、特に凄い引きがあったわけではありませんが、キャラクターは結構良かった気がします。
特にギルとメラの関係性は良いなーと思いました。
これと同じ感想を抱いたのは、鬼滅の刃ですね。
良い人が出てる作品は読んでいて気持ちが良い。
ただ、それだけでは長期連載は難しい気がします。
今後どうなるか、楽しみではあります。
■アスミカケル
奈央は川田先生の女性キャラとしては結構可愛いですよね。
そして、本作は割としっかり取材して描かれていそう。
割と格闘描写に説得力ありますよね。
ただ、いかんせん展開が凄く地味。
もっとわかりやすいライバルとか、超えるべき対象を設定してほしいです。
この地味展開が続くと苦戦しそうな気がします。
二兎が奈央にベタぼれして、みたいなスラムダンク展開だともっとスッと入って来そうですが、どうやら川田先生は敢えてそのベタを避けていそうです。
おじいちゃんも、ちょっと不気味で不穏な感じがストレスです。
二兎の師匠なんだから、もっと愛されるようなキャラであって欲しいっすなぁ。
■あかね噺
ひかる主人公じゃねーか…。
この真っすぐな感じはかつて朱音と対峙した時と真逆になってますよね。
当時のひかるは朱音に比べると落語に対して真摯ではなかったですよね。
だからこそ、真っすぐに落語を楽しんでいた朱音が勝った。
今回の朱音はどこかに迷いを抱えているように見えますね。
おっ父との向き合い方に明確に答えが出ているのであれば
ひかるの高座を目の当たりにして
「なるほどね、なりふり構わず勝ちにいったって訳だ」
というセリフにはならない気がします。
からしの「そんなツラ出来んならよ」ってのも良いですよね。
さて、次週楽しみです。
■ドリトライ
ドリトライは…もうちょっとキツイですね。
今回気付いたのは肝心のボクシング描写が厳しい、ということ。
スピード感出すために、手の本数増えるのはわかるんですけど、それが故に、今何やってるかパッと見てわからないんですよね。
はじめの一歩の作画演出の凄さが改めてわかる、というか。
戦後の泥臭い世界観の中で、パンチにエフェクトが入るのもちょっと…。
Amazonの中華ガジェットみたいで凄く安っぽく見えてしまいました。
青空も、何やら課題を設けて取り組んでいるようですが、元々の青空に何が出来るかがこの期に及んでよくわかってないので、読んでてふわふわしますね。
んーなかなか今後厳しそうです。
■人造人間100
100とあしび仲良いなぁ…。
もうちょっと葛藤があって欲しかったなぁ。
どっちの絢子がほんもの?ってのはまぁ割とどうでも良くて。
とにかくエグイ展開に持って行ってくれることを願っています。
ダークファンタジーだから、もっと陰湿な感じがね、ほしいですね。
それにしても、ちゃんと完結できるのかな。
◆総括
あーだこーだ書ける作品を見繕ってたら、新連載系ばかりになりましたね。
テンマクキネマは順位的に結構ヤバそう。
話的にはそんなに悪くないと思うんだけど、展開遅めなのが響いてそう。
一ノ瀬家はなんだかんだきちんと完結しそうですね。
暗号学園は見事に盛り返してて草。
キルアオは…人気出てるっすねぇ、すみません藤巻先生。凄いです。
ワンピースと呪術廻戦ないとキツイよー。
来週が待ち遠しいです。