2023年4・5合併号の感想
というわけで、今週号の感想です。
■呪術廻戦
バーカウンターでの回想がいつのものかわからないけど結構余裕あんなオイ。
九十九が人として生きるように諭すのは、安心感があるというか、凄く自由人のように見えている九十九が見せる「らしくない」教員としての一面ですよね。
教員、というか次の世代に自分の意思を繋いでいく意志というか。
人として生きろ、というのは腸相にとっては「呪い」になるんでしょうね。
この辺のドラマは結構好きです。
意外にも腸相は生き残る形になりそう。
かたや当の九十九本人は瀕死、というか死んでいる可能性が。
領域展開を披露していないので、まだ生き残ってると考えたいですが、ケンジャクには奥の手であるブラックホールも対処されてしまっている以上、純粋な戦力としての活躍は見込めなさそうです。
そして、天元の本体はケンジャクの手に。
結構絶望的な状況に見えますが、死滅回遊の展開自体は割と虎杖側優勢な状況なんですよね。
五条先生を復活させる目途も立っているし。
■人造人間100
結論から言うと、現状作品の良さを全然描けてないと感じました。
前提として、個人的に江ノ島先生は好きだし、応援しています。
設定はとても魅力的だし、100号のキャラも悪くは無い。
ただ、最強設定が故にバトルやアクションシーンが全然面白くない。
個人的に、この作品において読みたいものは
あしびの人間的な部分と覚悟、100号の底知れなさ、
そしてそれを取り巻く環境のサスペンサブルな要素です。
今回ぶち上げてきた「人間への被害を無くす方法がある」というのは、本来もっと盛り上げて欲しいところです。
コメディっぽく仕上げて軽く流してしまっているのがもったいないな、と。
読み切りと比べるのはナンセンスかもしれませんが、ホラーやサスペンスの要素ガッツリ目の方が読みやすい気がするんだよなぁ。
その上で各キャラがもっと臨場感あるセリフ回しや振る舞いをしてくれると化けるのになぁ、と感じています。
その辺、エイリアンズエリアとか凄く良かったと思うんですよね。
今のままだと10話掲載以降、一気に二桁順位に落ち、打ち切りになりそう。
盛り返して欲しいです。
■あかね噺
朱音の出稽古、面白かったです。
花魁っていうキャラが朱音に合わないのは、まぁ、確かになぁ、と。
じゃぁ、うらら師匠ばりの艶やかな演じ方を身につけなければならないのか?
多分そういうことでは無いんでしょうね。
話の中に出てくる人物の中でも自分が演じられるものとそうでないものがありそうですから、噺家によって作品は同じでも主役が変わる、ってことなのかなーと思ったり。
こういうのって結構舞台に立つ人間の技術的な話だから、読んでて面白いっす。
■一ノ瀬家の大罪
あれー、なんか思ってた展開と違う…。
エグさの方向性がちょっと違う…。
いや、全然良いんですけど。
むしろパパ活のドストレートな闇を見せられるより、こっちの方が良いです。
見開きページの部屋の様子は確かに闇深そうですよね。
でも、詩織ちゃんの対応が結構助けを求めてる感じなので、割と何とかなりそう。
ちょーっとマンネリ気味ですね。
良い方向に話は進んでもらいたいですが。
情報量多過ぎ。
さらっと3回読んでから感想書いてるけど、全然理解できません。
とりあえず、言えることはセンリツオバサンが可愛すぎる、ということ。
今回言いたい事は内容よりも、ハンターの今後の掲載について、の部分。
これを知った時は本当に絶望しました。
不定期連載なのは、ずっとそうだったわけで、なぜわざわざこのタイミングで集英社として、「週刊連載を辞める」という発表とするのか。
考えれば考えるほど結構嫌な想像ばかりしてしまいました。
色々と自分なりの根拠はあるんですが、間違いなく言えるのは
・ジャンプ編集部がハンター継続掲載の責任を持てないと言っている事
・冨樫先生がこれまでより早いペースでの執筆が出来る状態じゃない事
だと考えてます。
最悪、401話以降がもう読めないかもしれない。
そう思った時の絶望感は自分が想像していた以上でした。
本気で人生の生きる意味の10%くらいはハンターハンターの続きを読む事だったんだなぁ、と痛感してます。
そして、私は週刊少年ジャンプに載っているハンターハンターが好きでした。
コウノトリを信じている可愛い女の子に無修正のポルノを突き付けるような、下卑た快感をもたらしてくれるハンターハンターが大好きでした。
とはいえ、続きは読みたい。
冨樫先生の絵で、続きが読める日をずっと待とうと思います。
◆総括
ハンターの週刊連載終了というのがヘビー過ぎてブログの存続すら考えております。
ちょうど合併号なんで、一週間分少し頭冷やしながら今後の事考えようと思います。
また復帰した際にはよろしくお願いいたします。